6.14.2010

travel by train


どこぞやの停車駅で。

旅の醍醐味の一つに、電車がある。
空と違って、田舎の景色をみたり、現地の人々の生活が垣間見えたりする。
インドの景色がこれまたいいのです。

ときにはただの荒野しか広がっていないところをひたすら走ったり、
あるときはジャングルのような森の中を抜けたり、
またあるときは茅葺屋根の田舎のおうちを見たり、
はたまた、密集するコンクリのおうちの間を通ったり、
田んぼ、ヤシの木畑、大きな駅・・・・。

景色もすごくいいけれど、
電車の中のできごともこれまたおもしろい。

私が使ってたのは主に寝台列車の3等席。
2番目に安い席です。
だいたいは寝台ベットが3段(うち下2段は普段は席になってる)あるうちの一番上に寝ていました。

一人なもんだから、8人くらい座れる向かい合わせの席は
だいたいは相席で・・・。

時には家族と、時にはおやじたちと、時にはお花屋さんと
そして時には教授とだったり、シーク教のお兄ちゃんたちにナンパされたり・・・笑
ヒンディー語しかしゃべれない人たちもいたけれど、
なんか楽しかったのです。
身振り手振りで話すしぐさとか、得体も知れない怪しい箱から食料を取り出しては私にすすめてくれたり(ひとからもらったもんは食うなといわれてたので食べませんでしたが)。
なんだろう、みんなすごい人懐こいというか、フレンドリーというか。

もちろん、電車に乗ってるのは乗客だけじゃありません。
チャイ屋さんや、バケツにふんだんにスナックを積んだ売り子さん。
駅に着くなり、どこからともなく沸いてくるのです 笑

それから女性の格好をしてダンスを踊ってお金を稼ぐオカマ?さんだったり、
曲芸をして車内をうろつく小さな子供達。
もちろん物乞いだって電車にやってきます。





私が電車に乗ってて好きだったのは、インドならではの
扉のないドアに座ってずーっと景色をみること。
実はすごく危ないけど、ちょっと足をぷらぷらして風を感じてみたり、
珍しい顔で私を見るインド人達に手を振ってみたり、
よくわからず電車が止まったときは、
電車が動きださないかとドキドキしながら線路に飛び出してみたり。

そういえば、ムンバイの通勤電車なんか、もうあなた落ちちゃうんじゃないの!?ってくらい人が溢れています 笑



これからもっと発展していくインドでしょうから
もっと速い電車とか、ハイテクな電車が出てくるでしょうけれども、
私は3等列車で、ゆっくりゆっくりと24時間かけて、鈍行で行きたいですねぇ~。

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